Web・Internet > RSSは既に普及しているし、フツーの人への利用もゆるやかに進むのではないか?

2008年02月24日

RSSについて盛り上がっているので、触発されて個人的に思っている事を書き綴ります。
一連のエントリについては以下にまとまっています。

RSSの意味と意義[to-R]

最初に結論をまとめます。

  • RSSはプロトコルの一種
  • RSSは普及しているが、一般ユーザーには認知されていない。
  • RSSリーダーの利用は、ゆるやかに一般ユーザーへ浸透していく
  • RSSの利用が広がるかどうかは、RSSを使ったツール次第
  • 認知が必要なのは、RSSという言葉ではなく、RSSのアイコンが持つ意味
  • 本当の意味でRSSが浸透するのは、まだ先の話

言葉の定義

RSS
RSSのフォーマットそのもの。AtomとかRSS1.0とか2.0とかも含めます。
RSSリーダー
広義の意味として、RSSを処理して読めるツール。
一般ユーザー
日常的にネットは利用している。利用時間は長くない。mixiは利用している。

RSSはプロトコルの一種

RSS自体は情報を持っているだけで、それ単体では何も出来ない。

RSSを使ったツールの普及によって、初めてその価値が生かされる。 使われないRSSはただのXMLです。

そして更新状況をただのXMLというテキストフォーマットに固めた事が、Webにとって最大の貢献。

RSSは普及しているが、一般ユーザーには認知されていない。

何を持って普及というのかがポイントですが、個人的にはRSSは普及していると思います。

それは何故か?

ブログツール、CMSツールがデフォルトで提供している為

ブログツールやCMSならデフォルトで使われている事に加え、最近のWebサイト作成もCMSツールを使う事が多います。 個人のブログや企業サイトまで幅広く提供されているという意味では、普及はしているのだと思います。

インフラは整っているが、一般ユーザーへの利用はまだ浸透していないという印象です。

RSSリーダーの利用は、ゆるやかに一般ユーザーへ浸透していく

RSS自体は利用こそ少ないものの、幅広く提供されている事で、キャズムは越えていると思っています。ですがRSSリーダーはまだキャズムを越えていないと感じています。

現在の所、RSSリーダーを利用するユーザーはITリテラシーの高いユーザーが多いと思いますが、リテラシーが高いかどうかは直接関係していない気がします。

大量の情報を必要としていて、それを効率的にさばきたい人は使っているのだと思います。 多くのニュースやブログを読みたい人、最新の情報をいち早く知りたい人達ですね。

ただ、大量の情報を必要とする人が、ITリテラシーの高い人に多いだけで、ITリテラシーが高いかどうかは直接関係ないと思っています。 一般のユーザーは大量の情報を必要としないわけで、RSSリーダーが現在の所普及していないというのは、とても同意出来ます。 しかしそれは、RSSリーダーの利点を効率良く情報が処理出来るという点に絞った時のみの話です。

僕はゆるやかにRSSリーダーの利用者は増えて、メールマガジンが減少していくと感じています。

メールマガジンの最大の利点は、「自分から見なくても欲しい情報が発信された段階で、自動的に自分へ届く」という事にあると思います。 それはRSSリーダーにも共通しています。

さらにRSSはまだ一般ユーザーに利用はされていないものの、Web上で幅広く提供されている事から、 取得出来る情報の選択岐はメールマガジンと比較にならない程多いです。

それではRSSリーダーを利用する事で、取得出来る情報の選択岐が限りなく広がる事はどうでしょうか?一般ユーザーにとってもメリットがあるはずです。 その事実に少しずつ気づくユーザーが増える事に比例して、RSSリーダーの利用率も高まるものだと感じています。 そして、大量の情報を選べる事は、取得したい情報も増える事に繋がり、益々RSSリーダーの有用性が感じられていくのではないかと思っています。

RSSの利用が広がるかどうかは、RSSを使ったツール次第

例えば、mixiの日記がRSSを配信し(クローズドなSNSなので、難しいと思いますが)、 効率的に巡回が進むのであれば、そのツールは多くの一般ユーザーに使われると思います。

Windows標準でニュースティッカーのような、RSSを使ったガジェットがあれば(Vistaとかにあるのかは知りませんが)、 RSSは利用されているが、本人はそれを知らないながらもRSSを利用している。

RSSという概念を知らずとも、RSSを使ったツールが一般ユーザーにとって便利なものであると分かり利用が進めば、利用者の気付かない所で、よりRSSの利用が進むと思います。 そしてその事実に一般ユーザーが気づくかどうかは、ブラウザ標準のRSSリーダーや、Web型のRSSリーダーの進化によると考えています。

認知が必要なのは、RSSという言葉ではなく、RSSのアイコンが持つ意味

僕はRSSという言葉自体は一般に幅広く認知されずとも、RSSアイコンが持つ意味については、幅広く認識される方が良いと思っています。

例えばamebloではRSSという言葉を使う代わりに、「チェックリスト」とか、「アメブロ以外のお気に入り」という言葉が使われています。
RSSという言葉を使うよりも、まだイメージしやすいと思います。 さらにamebloには、「読者になる」という表現もあります。これは「RSSを購読する」という表現よりもずっと分かりやすい(ameblo的に「読者になる」の意味する事は、RSSを購読するのとは少し違います)。

こういう形で一般ユーザーに分かりやすい言葉を使うのはとても大事ですが、そもそもRSSは一つのサービスでのみ利用できるものではなく、 Web全体(インターネットプロトコルが利用出来る全て)で利用できるフォーマットだけに、「RSS」という言葉を使うのが良いのか、他の表現に置き換えた方が良いのかは議論するべき所だと思いますが、ここではあまり深く考えません。

amebloではRSSという単語自体はないにも関わらず、RSSのアイコンが使われているという事実。 他のブログASPは調べていないので分かりませんが、RSSという言葉は使わずとも、そのアイコンは使っている所は割と多そうな気がします。

このような形で、別の表現に置き換えられている事も「RSS」という言葉の認知が遅れている事の要因の一つではないかと思っています。

RSSと言う言葉を知らずとも、RSSのアイコンがあるかないかを見れば、今利用しているRSSを使ったツールに追加する事が分かるという認識。 オレンジ色の電波が出ているようなアイコンがあるブログは、今利用しているブログやニュースを読めるツールで利用出来るという認識を広める方が、一般ユーザーがRSSを利用する事につながるのだと思います。

本当の意味でRSSが浸透するのは、まだ先の話

最後に個人的なまとめ。

RSSは普及・浸透しているが、利用が進むのはまだ先というのが個人的な見解です。

インターネットの利用と比較してみます。

RSS インターネット
技術の誕生 RSSというフォーマットの登場 インターネットの登場
インフラの整備 ブログツール、CMSの普及による、RSS配信の一般化 プロバイダーの登場
利用が進む環境の提供 RSSを利用した便利なツールの登場(今ココ) 高速な回線の提供や、PC自体の低価格化による一般家庭への普及
一般ユーザーへの利用浸透 これからの話 既に一般的(世代によってはインターネット自体があまり利用されない世代もありますが…)

RSSの配信自体は普及している事から、今後はRSSを利用するツールの普及により、本当の意味で一般ユーザーの利用が進むと思います。

docomoのiチャネル(今までiチャンネルと思っていた。)なんかはRSSそのものです。

  • プラットフォームに依存せず、モバイルやネット家電、様々な所でRSSを利用したツール、サービスの普及が進む事で、一般ユーザーがRSSを知らなくてもその利用が進む。
  • RSSであるという事を意識せずに使えるようになる環境が提供される事で、本当の意味でRSSが浸透していると言える。

というのが個人的見解です。

PS
冒頭で紹介した。RSSの意味と意義[to-R]より。

たまにはAtomも思い出してあげて下さい。

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posted by 37to at : 08:03 | コメント (0) | トラックバック (0)

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